国民年金保険料の支払いについていろいろと議論されているが、今のところ決定的な解決策は見つかっていない。

解決するためには、権利と義務を明確にして国民としての義務を果たさないものには、罰則ではなく国民としての権利を与えない(一部制限する)という強い姿勢が必要ではないだろうか。

たとえば、若者の年金保険料の支払いを解決するために、保険料の支払い証明書がないと自動車運転免許証の取得や更新ができないようにするのである。
免許の更新のたびに証明書が必要になるとすれば、保険料の支払いは確実に増えるはずである。
自動車免許だけでなく国家資格等の取得や更新についても支払い証明書が必要になれば、さらに支払い率は高くなることは間違いない。

大学生や専門学校生については、学校に保険料徴収義務を課すようにすれば、学生の保険料の支払いも大幅に改善することだろう。

国民としての義務を果たしても果たさなくても権利は同じという点は、NHKの受信料を支払わなくても支払っても見ることができるという状況と似ている部分もあり、まじめに支払うことが馬鹿らしく思えてしまうような制度を改善することが大切なのである。

つまり、権利を主張するなら義務を果たす必要があるという、至極当然なことを国民全体に認識させることが大切なのではないだろうか。