実は、ブダペストで早いのはタクシーだけではない。
バスも早い。
それ以外の自動車やバイクも早い。
ゆっくり走っている車などほとんど見かけない。

そのためか、信号が日本と違う。
青になる前に赤がついた状態で黄色も点灯する。赤と黄色の同時点灯はほんの一瞬だがその後に赤も黄色も消えて青になる。
そのため、赤と黄色がつくとスタートダッシュの準備ができて、青になったと同時に一斉にスタートすることになる。
つまり、ヨーイ!、スタート!なのである。

信号が青になったと同時か若干フライング気味のスタートから次の信号が赤だろうとほとんどの車がフル加速。
よく言えばメリハリの利いた運転だが、省エネなどお構いなしの不経済な運転である。

車がそうした状況なので、その影響で歩行者は横断歩道の信号を意外と良く守る。
もちろん信号を無視して渡る人もいるが、ほとんどの人はきちんと青になるのを待っている。
さらに、歩行者用の信号の青の時間は短く、青になったと同時に歩き出しても東京の感覚で普通に歩くとでは反対側につく前に赤になってしまう。

日本とはだいぶ違うので、ブダペストで車を運転する際にはくれぐれもご注意を!
私は、とても運転する気にはなれない。