09/17: 誰が出るか分からない電話のスリル
Category: 余談
Posted by: Hatchobori
私が学生だった20数年前には、家に電話が一台で電話機には線がつながっているのが普通の家庭ではあたりまえだった。
電話は家族がいる居間にある場合が多く、誰が出来るのはまったく予想がつかない。
女友達の家に電話をかける場合など、別に悪いことをしている分けではないが、出来るだけ本人が出る時間を見計らってかけたものだ。
誰が出るか分からないから、当然最初の一言は、誰が出てもいいように、「もしもし、○○といいますが、○子さんいらっしゃいますか・・・」というようになる。
運良く彼女が出てくれればいいが、必ずしもそうはいかないもので万一父親が出た時でも失礼のないようにしなければならなかったのである。
父親や母親が出た場合は、彼女に取り次いでもらえたとしても、電話をしている彼女のすぐ近くに家族が居る状況を考えると落ち着いて話を出来なかったものである。
しばらくして、電話がコードレスになって、子機が複数になったので取り次いでさえもらえれば、そうした心配はなくなったが、電話に出た相手が誰であるかを確認するプロセスは、電話をかける際には無くてはならないものだった。
しかし、携帯電話では基本的に本人以外は電話に出ない?ので「電話に出る=本人」ということで、相手を確認するプロセスが省略可能になってしまった。
怖そうな父親が電話に出たらどうしたらいいかを考えるスリルや、タイミングよく彼女が出来た時の感激は、今の若者は知る由もない。
電話は家族がいる居間にある場合が多く、誰が出来るのはまったく予想がつかない。
女友達の家に電話をかける場合など、別に悪いことをしている分けではないが、出来るだけ本人が出る時間を見計らってかけたものだ。
誰が出るか分からないから、当然最初の一言は、誰が出てもいいように、「もしもし、○○といいますが、○子さんいらっしゃいますか・・・」というようになる。
運良く彼女が出てくれればいいが、必ずしもそうはいかないもので万一父親が出た時でも失礼のないようにしなければならなかったのである。
父親や母親が出た場合は、彼女に取り次いでもらえたとしても、電話をしている彼女のすぐ近くに家族が居る状況を考えると落ち着いて話を出来なかったものである。
しばらくして、電話がコードレスになって、子機が複数になったので取り次いでさえもらえれば、そうした心配はなくなったが、電話に出た相手が誰であるかを確認するプロセスは、電話をかける際には無くてはならないものだった。
しかし、携帯電話では基本的に本人以外は電話に出ない?ので「電話に出る=本人」ということで、相手を確認するプロセスが省略可能になってしまった。
怖そうな父親が電話に出たらどうしたらいいかを考えるスリルや、タイミングよく彼女が出来た時の感激は、今の若者は知る由もない。